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気象防災情報サービス「RAINBOW」

気象防災情報サービス「RAINBOW」

株式会社ビズウェザー 代表取締役 広瀬 勇一さん

株式会社ビズウェザー 代表取締役 広瀬 勇一さん

気象防災情報サービス「RAINBOW」は、リゾートホテルや旅館などの宿泊施設で働く従業員・スタッフ向けの月額課金制Webサービスです。

「RAINBOW」を利用する宿泊施設は、お客様と一層の関係を深め、安心安全の情報を提供し、尚且つ業務の変革と効率化が可能となります。

商品の特長

単なる天気予報ではなく、業務や現場で直接利活用できる有益なコンテンツに変換して提供します。

例えば、天候に左右されるタクシー利用や来客予想のほか、近隣イベント、観光スポットなどの情報も併せて提供します。

ホテル従業員・スタッフに向けたサービスでは、私の知る限り日本初ではないかと思います。

開発の背景

開発の背景

開発の背景

小学生の時、親に望遠鏡を買ってもらったことがきっかけで、星や空を観察するようになりました。その頃から自然科学分野への強い関心をもっていました。

昨今、データの分析・解析技術が進展するなど、Society5.0社会が到来し、ビッグデータと化した気象データの流通基盤が整備され、入手しやすくなりました。

事業活動での気象データの利活用はまだまだ社会に広く定着しておらず、ここにビジネスチャンスを感じました。

災害対策としての安心安全の確保はもちろんのこと、DXや業務の効率化、ホスピタリティ側面など、新たな気象データの利活用方法も含めて社会に提案してゆきたいと考え開発を決意しました。

商品化までの苦労

どんなサービスをどこに向けて提供していくべきか見極めるため、宿泊施設の業務や現場事情を知る必要性がありました。そのため、多くの宿泊施設の業務に知見を持つ方からの生の声を聞き、現場業務やオペレーションに関する情報を得るとともに、自らホテル経営や業界事情を理解するための専門書や白書なども購入して勉強も行いました。

アプリケーションの開発でも、やりたいことや提供したいサービスの画面デザインやアイディアのコンテンツへの落とし込み、気象庁から受信した気象データの構造や仕様など技術的な理解など、さまざまな苦労がありました。

より良い社会創りに貢献してゆきたいという熱意と自然科学が好きだったからできたと思います。

商品化までの苦労

今後の展望

現在はホテルを中心にしたサービス提供を目指していますが、短期的に幼稚園や保育園もターゲットにしていきたいと考えています。幼児や保育園で働く方々は日々天気を気にして日々計画を立てているとの情報に接しており、気象データの利活用予知が高いと考えています。

今後も強みを補完し続け、気象だけではなく、例えば、鉄道運行情報、や道路交通情報などの情報と組み合わせて利活用領域を拡大させたり、AIなどの先端技術を採り入れた新たなコンテンツ開発、さらには他の企業とのコラボレーションも通じてニッチトップを目指します。

今後の展望

会社概要

社名
株式会社ビズウェザー  (Biz Weather Co., Ltd.)
所在地
【柏オフィス】
千葉県柏市若芝178番地4 柏の葉キャンパス148街区2 ショップ&オフィス棟 KOIL 6階
代表
広瀬 勇一
設立
2021年10月1日
資本金
900万円
主な事業内容
・情報の配信サービス業務
・調査・コンサルティング業務
・ソフトウェア及びシステムの開発業務
・機器及びソフトウェアの販売及び販売代理業務
・教育講座の運営業務
・出版業務
主な加盟団体等
・気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)
・日本防災士会
・日本気象学会
取引先金融機関
・千葉銀行
・三井住友銀行
・楽天銀行
資格・認定等
・全省庁統一資格(令和4~6年度)
・事業継続力強化計画(2021関継強単認第5268号)
ホームページ

プロフィール

広瀬 勇一(ひろせ ゆういち)
株式会社ビズウェザー 代表取締役

富士通株式会社に入社後、ビジネス部門で商品企画やプロジェクトマネジメント業務に従事。その後、コーポレート(本社)部門で幹部職として技術営業業務に従事し、2021年に早期退職。
趣味は星空観望。天文宇宙検定や星空案内人の資格も所有。

公開日:2022年6月27日

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